#1「もう限界かもしれない」

そう思った日のことを、今でも忘れられません。

毎日のように張り詰めた空気の中で生活し、子供たちの前では普通を装いながらも、心の中は限界に近づいていました。

あの頃の私は、「家庭を壊してはいけない」「子供のために我慢しなければ」と、自分に言い聞かせ続けていました。

でも、少しずつ心も身体も疲れ切っていたのだと思います。

子供がトイトレを失敗した日のことでした。

失敗して落ち込んでいる子供に対して、元夫はフォローするどころか責め立て、さらに機嫌を悪くしていきました。

私が「そんな言い方しないで」と注意すると、今度は子供に向かって、

「お前のせいでママの機嫌が悪くなった」

と当たり散らしたのです。

子供は泣き出し、私は急いで片付けをして寝室へ連れて行きました。

なんとか寝かしつけて下に降りると、リビングは真っ暗で、テレビもついていませんでした。

ダウンライトだけがついた部屋で、元夫はお酒を準備し、ソファに座っていました。

「何してるの?」

そう聞くと、

「アドレナリンが出て眠れないから落ち着かせてる」

と、意味の分からないことを言ったのです。

その瞬間、

「ああ、もう無理だ」

と心の底から思いました。

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