今思えば、子供はずっと親の顔色をうかがっていたのだと思います。
当時の私は、自分のことで精一杯でした。
毎日張り詰めた空気の中で生活し、「子供にだけは影響させないように」と必死でしたが、そんな思いとは裏腹に、子供はとても敏感に家庭の空気を感じ取っていました。
ある日、子供が小さな声で、
「ママ、どうしたの?」
と聞いてきたことがあります。
私は普通にしていたつもりでした。
でも、子供には伝わっていたのだと思います。
子供はまだ小さかったのに、私の表情や声のトーンを敏感に感じ取っていたのだと思います。
その頃から、子供は少しずつ私の顔色をうかがうようになっていました。
私が疲れている日は静かに過ごし、機嫌が悪そうだと感じると、必要以上に気を遣う姿もありました。
本来なら、大人が子供を安心させなければいけないのに、あの頃の我が家には「安心できる空気」が少なくなっていたのかもしれません。

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